突然ですが、今あなたは何かやりたいことがあるでしょうか?
そのとき、それをするために必要なのは何が思い浮かぶでしょう。
人の繋がり、お金、道具、情報、場所、時間…
様々なものが想い浮かぶかもしれませんが、突き詰めていくと、
まず「人の繋がり」と「お金」があれば、切り開けていくのではないでしょうか。
クラウドファンディングを一言で説明するなら、正にその「人の繋がり」と「お金」を集めるためにリスク無く気軽に誰もが使えるツールです。
クラウドファンディングを使うことで、やりたいことを実現できるかもしれない、ということです。
クラウドファンディング(Crowd Funding)の意味
クラウドファンディングは、
●Crowd:群衆
●Funding:資金調達
という英語を組み合わせた造語です。
クラウドファンディングとは何かを丁寧に説明すると、
「銀行や投資家など金融のプロから資金を集めるのではなく、インターネットを利用して一般の人々から広く資金を募ること」
となります。
(以下「クラファン」と表記します!)
▲従来の資金調達の流れ
何かやりたいことがあるとき、従来はこのように銀行や投資家から資金調達をするのが一般的でした。
①銀行や投資家にプレゼンをし、内容や信用が認められれば資金を融資・出資してもらえます(そもそも、ここのハードルが結構高いです。簡単にお金を借りられる訳ではありません)
②その資金をもとに商品・サービスを作り一般の人々に提供します。
③商品・サービスの対価として売上金を得ます。
④売上の中から銀行に返済したり、株式配当という形で投資家にリターンを渡したりします。
▲クラファンでの資金調達の流れ
一方、クラファンではこのような流れとなります。
①クラファンページを通して、やりたいことを一般の人々に直接伝え、共感・賛同してくれた人から「支援」という形で資金を集める。
②その支援金額に応じて、金銭以外のものや体験でお返しする。
支援金とリターンのやりとりは商品・サービスの売買と同じ感覚です。
なので、買い手としても売り手としてもネット販売が一般に普及している現代に馴染んだ方法と言えます。
クラファンは、一度でもインターネットを利用して商品を購入・販売したことがある人にとっては、感覚的に使うことができる気軽なツールなのです。
※クラファンには実は大きく分けて3種類あります
●寄付型:支援金額に対して1割以下のリターンをお渡しする、寄付の形のクラファン。リターン無しということもある。プロジェクトを起案する団体によっては、支援者は寄付控除を受けることもできる。
●投資型:融資型、投資ファンド型、株式投資型という3つに分かれる。支援者は投資家に近い感覚となる。3つのどの型かにより関係性は異なるが、継続的にリターンが発生する関係となる。
●購入型:支援金額に対するリターン率を幅広く設定できる(1万円で「お礼の手紙」のみという設定もできれば、支援金額以上のリターンを設定しお得感を出すこともできる)。商品・サービスの売買関係となるため、支援金とリターンのやりとりは、その都度1度切りの取引となる。そのため、個人の自己実現の応援を募るプロジェクト(趣味の写真展を開きたい、海外旅行に行きたいなど)から、起業や企業新規事業の資金調達・PR・テストマーケティングまで、幅広く活用できます。
「クラファン研究所」では、特に3つを比較するようなとき以外は、誰もが挑戦できるツールである購入型クラファンのことを指して「クラファン」と呼んでいきます。
クラファンページ構成
プロジェクトページの構成をFAAVO by CAMPFIREで挑戦した僕自身のページを例に見てみましょう!
【失敗したらクビ!?】挑戦者を増やすため『クラファン攻略本』を作りたい!
ちなみに、このプロジェクトで多くの方にご支援いただき作ることができた「クラファン攻略本」の無料プレゼントはこちらです↓↓
まず、パソコンで見るこんな感じです。
次にスマホで見るとこんな感じ。
①タイトル
②メイン画像
③支援金額、達成率、支援者数など
④本文
⑤プロフィール
⑥リターン品一覧
と並んでいます。
クラファンプラットフォームによってデザインの違いはありますが、大体同じような構成になっています。
クラファンは基本的にリスク無しで挑戦できる!
クラファンをやろうと思ったら、資金調達の方式を次の2つから選ぶことができます。
●All or Nothing(達成時確約型):調達目標金額の100%を達成できたらはじめて、リターンのお渡し・手数料の支払いの義務が生じる。もし100%達成できなければ、支援者に全額自動返金され、リターンのお渡し・手数料の支払いは必要なくなる。
●All in(実行確約型):調達目標金額の100%を達成できるかどうかに関わらず、クラファン期間終了時に集まっている金額を得ることができ、リターンのお渡し・手数料の支払いの義務が必ず生じる。
クラファンと言えば、All or Nothingのやり方が基本です。
これが、クラファンを使えばリスク無しで挑戦できると言われる所以です。
ただ、All or NothingとAll inで一長一短があるので、やりたいことの内容や方向性に合わせて決めます。
どちらの方が適しているか、この記事も参考にしてみてください→All or NothingとAll inどちらを選べばいいか?
クラファンをする5つのメリット
ここまでの内容をまとめると、クラファンをするメリットは大きく5つが挙げられます。
1. 知名度を上げる
クラファンを通してやりたいことを発信していく中で「○○さんはこんなことに挑戦している人だ」と広く知られる機会となります。
インターネットで広まるため、直接の繋がりがない人にまで知ってもらえる可能性が高まります。
2. 共感を得る
やりたいことを想いと共に発信することで、共感を得ることができます。
単にお金を集めるだけでなく、多くの人から応援してもらえるということです。
3. テストマーケティング
新たな商品・サービスを提供するなら、在庫を抱えるリスク無くテストマーケティングに利用できます。
4. アイディア段階で資金と人を集める
アイディアさえあれば、それを広く発信して、賛同してもらうことができたらお金も人も集めることができます。
難しい手続きは何も必要ありません。
5. ファン・見込み客の獲得
クラファンで支援してもらうということは、見込み客となるだけでなく、多くの場合は想いに共感してもらえるということです。
それはファンを獲得できることとなり、長く良好な関係を築ける人の繋がりを得ることができるということです。
クラファンのイメージが湧いてきたでしょうか?
次に代表的なクラファンサイトを紹介していきます!
→2. クラファンプラットフォーム紹介へ